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2007.08.06 (Mon)

『ICB』 13th Album♪

久々にやってまいりました!ICBの時間ですよー!!

ICBってなんぞや?という方は、主催者のリョーチョーさんのブログへ足をお運びくださいませ。

して、今回のお題はコチラ!!
20070803200628.jpg

難題キタコレ!!!
新カードたちの扱い方がさっぱりですwどうしようww

でも、やってみます♪
ちゃんと話を書くことが久々なので、上手く書けるか心配ですが・・・
ついてきてくださるとうれしいです(●´∀`●)









「艾様ー!艾様ー!!」


魏の将、艾さんは、国境付近で呉の国と対峙しておられました。
向き合うこと数日、両者共に守りが強固で動くことができません。

軍内で焦る気持ちも出てきたそんな時、艾さんは巡回の兵士に呼ばれました。


「どうした!?呉軍に動きでもあったか!?」
艾さんは身を乗り出して聞きます。
「いえ、そうではないのですが・・・」
兵士はきゅっと眉を寄せて続けます。


「何か、奇妙な生き物が、向こう側に寝そべっているのです」
「奇妙な生き物?」






+ゾウのおんがえし?+










【More・・・】



「くっ・・・呉軍の放った罠か・・・?」
艾さんが顎に手を当て思案していると
「その奇妙な生き物は、とても大きいですし見たこともないですし、
 私どもも初めは罠かとも思ったのですが・・・」
途中で言葉を切った兵士に、艾さんは目で答えを促しました。
「如何せん・・・罠というにはあまりにも頼りなさそうに見えまして」
「と、言うと?」
「何と言いますか・・・見た目よりも弱そうと言いますか・・・
 とにかくその生き物を見てみてください。案内します」
「分かった」

こうして、艾さんは兵士の後についていくことになりました。




「こちらです」
兵士に案内してもらいましたが、近づく前に既に、何か大きなものが居ると遠くからでも分かる程、その生き物は大きのです。
そして、兵士の言ったとおり寝そべって・・・基、眠っていました。
「こ・・・これは・・・!」
艾さんは目を見開きます。
「心当たりがございますか!?」
「おそらく、ゾウという生き物であろう。
 鼻が長く、耳が大きいのが特徴だと聞いたことがある」
「確かに、全くその通りですね」
「あぁ。俺も見たのは初めてだ」
そんなやり取りをしていると、

ぱぉ~ん。。。

一鳴きしてゾウが目覚めました。
「「うわぁ!」」
初めて聞いた突然の鳴き声に、二人とも仰天です。
のっそりのっそり、起き上がったゾウは見上げるほどに大きく、目の前に居る二人をじっと見つめます。
「と、艾様!お、お逃げください!」
咄嗟に兵士が艾さんを守ろうと前に立ちます。
でも、艾さんは逃げるなんてことはしませんでした。
ゾウの目をじっと見つめています。
「と・・・艾様?」
兵士が怪訝な顔をしていると、
「こいつは我々にとって害ではない」
きっぱりとそう言いました。
「え?」
「眼を見れば分かる」
言われて、兵士は改めてゾウの目を見つめました。


「・・・・・・か、かわいいっすね」
兵士は思わずぽつりと呟きました。
そのゾウの、なんと可愛らしいこと。
つぶらな瞳は、何者をも癒してくれそうです。

「でも、どうしましょう?このままにもしておけないですし」
兵士が艾さんに答えを仰ぎました。



「・・・飼おうか」










そんなわけで、魏の呉国境付近ではゾウを飼うことになりました。
突然現れた見たことのない生き物の出現に、日々の生活がマンネリ化し初めていた軍内が少し活気を取り戻しました。
戦場にてゾウを飼う。
これは簡単なことではありませんでした。
なんと言っても食費が増えます。
草などの植物が主ですが、それを調達しなければなりません。
水も必要です。水は貴重なものです。
食べ物以外にも気を使わなければならないことはたくさんあります。
でも、デメリットだけではもちろんありません。
おっとりした性格のゾウですが、力はとてもあります。
調達した食糧、そして水、その他軍事に必要な大きなものなど、運搬に関わるような仕事を、ゾウは一挙に引き受けました。

艾さんは毎日毎日、軍でのお仕事もこなしながらゾウの世話も怠りません。
自分が飼おうか、と言った責任も感じていたかもしれません。
それでも、頑張る艾さんを見て、周りの将や兵士たちは自分も頑張ろうと鼓舞され、
交代制で餌を与えることによりゾウとふれ合って、その存在に癒されていました。


ゾウはそんな艾さんに毎日ありがとうとお礼を言うように、運搬の仕事をこなしました。






ゾウさんを飼い始めて数日がたちました。
未だに魏と呉は膠着状態が続いています。

「そろそろ、仕掛けるべきか」
魏軍のほうでは軍議が行われていました。
「そうですね、このままでは埒が明きません」
「呉軍の方も、長期膠着状態が続いているこの状態で疲れていることでしょう」
「むしろ我が軍はゾウさんの出現により、今は少し士気も回復しているほどです」
皆の顔を見回して、艾さんは大きく頷きました。
「よし、まずは今夜、大量の篝火を揚げて少し国境を越えて広く展開する。
 そして呉の動揺を見よう。
 何処が脆く、突き易いのか調べる」
「御意!!」
対峙している呉の丞相、張悌さんという聡明な人物に対する慎重な作戦でした。




その日、艾さんは軍内に指示を出した後、ゾウと散歩をしていました。

「こうやってお前と歩くのもこれが最後かもしれんな」
艾さんはゾウに話しかけます。

ぱお?

ゾウは理由を問うたように聞こえます。
「今夜、俺たちは呉軍に仕掛ける。
 それによっては戦が激化するかもしれん。
 お前を巻き込むわけにはいかないからな・・・
 飼っておいて勝手かもしれんが、逃がそうと思う。
 故郷へ帰れ。お前の本来の家はもっと南だろう?」

ぱぉー。。

黙って聞いていたゾウですが、突然座り込みました。
「どうした?」
艾さんが尋ねると、鼻でゾウは自分の背中を指しました。
「乗って良いと言う事か?」

ぱお~♪




ゾウの上から見た景色は、自分が地に足をつけて歩くのとは全然違いました。
もっともっと、世界が広く見渡せました。
「お前はこんな風に世界を見ていたんだな」
艾さんは感心しました。
そして、まだまだ自分は小さいのだな、なんて思います。

そのまま陣の中に戻ってくると、たくさんの兵が迎えてくれました。

艾様ー!乗り心地はどうですかー!?
もっと遠くに何か見えますかー!?

などと、たくさんの質問が飛んできます。
それに少し苦笑しながらも、ゾウから降りようとしたとき・・・



ドォォォオン!




遠くのほうではありますが、何かが爆発したような、そんな音が聞こえてきました。

ぱお!?

ゾウは過敏に反応しました。
「またやってるようだな」
この音は、呉軍の火計演習の音でした。
時々、このようにやっている音が聞こえてきていました。
「そういえば、最近は聞こえてませんでしたね」
魏軍がゾウを飼い始めてから、初めての演習でした。
だから、ゾウはこの音を聞くのは初めてのはずです。
「俺たちがこれから仕掛けようという前に・・・。
 張悌・・・さすが、何かを察しているのかもしれんな」
艾さんが呉の地を睨みつけていると、


ぱお~~~!!!


突然ゾウが前足を上げ、興奮したように走り出しました!
向かう先は・・・呉陣営一直線。
艾さんは背に乗ったままです。
「艾様ーーー!!」
あまりの急な出来事にみなどうしていいか分からず、ただ叫ぶばかりです。

艾さん自身はこのまま振り下ろされないようにするので精一杯でした。
このまま落ちれば、確実に怪我をしてしまいます。
「ちょ、ちょっと待て!急にどうしたんだ!?」
騎馬にも負けない速さでゾウは走りまくります。

ぱおーーー!!

艾さんが声をかけても、全く聞こえていないようです。
そのまま走り続けて、ついに・・・




どっしゃーーーーーん!!!





呉陣営城壁に激突!


20070803200628.jpg

(ゾウは頭が痛くはないのでしょうか・・・。)




「あー・・・えーと・・・」
「え?あーー・・・っと」
見事に対面した総大将同士。
しかし急すぎて頭が付いていきません。

「か、かか帰るぞ!!」
艾さんはゾウにそう声をかけると、
「に、逃がすわけには参りません!
 せっかく舞い込んできた魏を討つチャンスを逃すわけには・・・!!
 全軍!!直ちに兵を・・・


「あーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


張悌さんの号令を打ち消して大声で叫んだのは、その場に居た朱桓です。

「なんですか!?」
「そのゾウは・・・2代目『仁』!!!」
「「は?」」
敵同士ながらも見事にハモった艾さんと張悌さん。
「き、聞いてくれ・・・その象は・・・殿の大切な友達なのだ!!」



今までの話と繋げると、こういうことになります。


孫権殿には、共に過して来た大切な象が居り、そのゾウの名前が『仁』というらしいのです。
そして、その仁が亡くなった時に生まれていたこのゾウが、2代目『仁』となり、これまた可愛がられていました。

ところが最近、孫権殿が政務でとても忙しいので、仁に構っていられなくなってしまいました。
心苦しく思った孫権殿は、朱桓に仁の世話を頼みました。

朱桓は仁をとても大切にしましたし、仁もそれを嬉しく思いとても仲良くなりました。

しかし数日前・・・
朱桓が仁を遊ばせていました。
その日はいつもと違い、朱桓も忙しかったので一緒に散歩はせず、ずっと放してあったのです。

しかし、突然大雨が降り出しました。
軍内の仕事をしていた朱桓はその雨の対処にもっと忙しくなり、仁の元へ行ってあげられませんでした。
仁の方はというと、久々の雨に嬉しくなって、余計にはしゃいで走り回ってしまいました。
そのうちに、雨のせいで回りの景色もいつもと違うし、鼻も目も効かない状態で、何処へ行ったら良いかわからなくなってしまいました。

とりあえず、雨は止んだは良いものの、仁は疲れてその場で眠ってしまいました。

それを発見したのが、魏の巡回中の兵であり、そのゾウこそ仁であったのです。


仁は初めて聞く火計演習の音に驚いたのではなく、懐かしさに興奮したのです。
そして、音につられて帰ってきました。



「・・・なんだ、呉のゾウだったのか・・・」
少し残念そうな艾さん。
「お前さんが今まで仁の世話をしてくれたのか!?」
朱桓はゾウから降りた艾さんに尋ねました。
「ああ、まぁそうだが」
「ありがとう!ありがとう!!
 なぁ丞相、ここはこの仁に免じて艾殿を無事に帰してやってくれよ!
 たのむ!」
「・・・ですが・・・」
戦い抜くことを心に誓っている張悌さんは、少し戸惑います。

ぱぉ~♪

でも、仁もお願いするように、艾さんに擦り寄ります。
その姿を見て、さすがの張悌さんも
「分かりました・・・。ここは何もなかったことにしましょう。
 仁に艾殿を魏陣営まで送ってもらいます」
仁を見て言う張悌さんに、答えるように

ぱお!

と一鳴きした仁。なんだか嬉しそうです。
「すまない」
艾さんも張悌さんに礼を言いました。
「いえ・・・殿の大切な象がお世話になったのです。
 こちらこそ、ありがとうございます。
 また・・・戦場で」
「ああ」


艾さんは再び仁に乗り、魏の地へ帰っていきました。






それからしばらくは、一頭のゾウが魏と呉を行き来する光景が目にされたそうです。
そして、その間は、魏呉国境間に平和な時が流れたとか・・・







 お し ま い 。











なんだか思ったより長くなってしまいました。。。
ほのぼのを目指して書きました(;´∀`ヾ)

えと、象の『仁』って名前は、蒼天の孫権さんが飼っていた虎の名前から取りました。
『仁』であってるよね・・・?と思い、蒼天航路を引っ張り出したらちょっと読んじゃったりして;;
遅くなっちゃいましたorz
でも間に合ってよかった!
うーん、しかし最後のほう急ぎすぎちゃったかな;

あ、下に参加者様のリンク貼りますねv
コメントには後日伺います、遅くなったらごめんなさいm(_ _)m






主催者様
リョーチョーさん

参加者様
龍之介さん
神行百変さん
真音さん
TOM9さん
橘生さん
日立さん
ダブルSさん


そして、ここです
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テーマ : 三国志大戦2 - ジャンル : ゲーム

23:13  |  コラボ♪  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)

Comment

うう、えぇ話やなぁぁ
象は殺したらあかん、かわいがってやらな・・・
時節柄何かに感化されてますが、ほのぼのしたいいお話を読ませていただきました
TOM9 |  2007.08.06(月) 23:21 | URL |  【編集】

ほのぼのー(〃⌒o⌒〃)
象のかわいさのおかげで戦乱は収まったんですねぇ。なんか納得。
お疲れさまでした。
橘生 |  2007.08.07(火) 08:51 | URL |  【編集】

お疲れ様でしたw

お疲れ様でした。
素敵なお話をありがとうございました(T▽T)
象は大切にしなきゃいけないですよ、ほんと(しみじみ
龍之介 |  2007.08.07(火) 08:54 | URL |  【編集】

お疲れ様でした~♪

書き方がほのぼの、お話もほのぼのでした。
呉の象さんが魏に助けられて、二国の橋渡しっていいですね~。
だからぞうさんの恩返しなのかw
読み終わった後、すごく癒されました~♪
真音 |  2007.08.07(火) 22:42 | URL |  【編集】

ICBお疲れ様でした。

ほのぼのとした、癒されるお話でした。
象が何とも愛くるしい!!
象が国境を往来する姿が、何とも良いですねぇ。
神行百変 |  2007.08.08(水) 20:08 | URL |  【編集】

レス!

皆さん、お疲れ様でした~!!

TOM9さん>>
はいw象さんはかわいがってあげないと・・・!
おぉ、感化されてるのですか(●´∀`●)?
ほのぼのできたのならばうれしいです~♪


橘生さん>>
あの象さんのかわいさを持ってしてなら、戦乱を治められたのも納得ですよね~w
ほのぼのできたようでよかったですv


龍之介さん>>
いえいえ~!(●´∀`●)
象さんは大切に、ですよねwホントww
龍之介さんは大切にしておられますよねvv


真音さん>>
はいw平和にしたことが、「恩返し」でした~
癒されましたか(゚∀゚)!?
よかったvありがとうです~♪


神行百変さん>>
イラストの象さんがかわいいですからねv
これは平和にしてくれそうだwとか思いまして(●´∀`●)
きっと国境は、うきうきしながら歩いてるんだと思いますw
佐久間りお |  2007.08.09(木) 21:48 | URL |  【編集】

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